News &Column

案件NO100:BEVのバッテリー熱管理システム

優れた熱管理技術を持つ自動車系海外スタートアップをご紹介します。海外ですでに最大手OEMと共同開発を手掛けている会社です。現在、欧米に続き、日本のOEMやTier1、Tier2サプライヤーとの業務資本提携を検討されています。この会社の技術は、EVバッテリ…

株主投資家の取り分を「キック」せよ!~「エクイティキッカー」

コーポ―レートファイナンス領域でしばしば聞かれる「エスプリ」の効いた専門用語。恐らくは、渉外専門の弁護士や投資銀行家により、これまで数々のウィットの効いた業界用語が生まれてきました。今回はそんな中でも私がちょっとお気に入りの、「Equigy Kicker…

ドナルドトランプ大統領候補の公約「Agenda47」を紐解いたら、「もしトラ」後の世界が見えてきた。

 スーパーチューズデーが終わり、共和党予備選ではトランプ前大統領が完勝。共和党の大統領としての地位を事実上確定しました。今後は、民主党の現職大統領であるバイデン氏との11月の本選に向けた戦いが激化していくことになります。見た目上は圧勝に見えますが、まだま…

キリスト人とユダヤ人 第2回 プロローグ2 スピノザの神様

 2018年の12月にイスラエルを初訪問した。旅は人を変えるという。しかし、不惑の40歳を過ぎてからの旅で、それまで経験のないような衝撃を受けるとは思っていなかった。渡航のきっかけは、とある日本のドローンスタートアップの創業者の招きだった。日中はいくつも…

暗号資産、仮想通貨、そしてデジタル円通貨の将来

日本でも、中央銀行デジタル通貨(デジタル円)の実装に向けた議論や実証実験が少しずつ進められてきました。ここにきて、先行する各国の動向(特に中国)を意識してか、取り組みがさらに加速しつつあります。弊社でも定期的に、デジタル通貨や暗号資産、それを支えるブロッ…

ギガキャストがもたらす衝撃 ~アルミダイキャストのイノベーションは自動車業界をどのように変革するのか~

先日、東京モーターショーから装いを改めた「ジャパンモビリティーショー(JMS)」が東京ビックサイトで開催されました。最後の東京モーターショーはコロナが始まる直前の2019年11月に開催され、これを最後に4年間東京での国際的なモーターショーは開催されていま…

日本型ユダヤ陰謀論とその危険性について~3つの源流とその派生型~

 中東紛争を理解するために重要なことは、当事者であるイスラエルの人々とパレスチナの人々が、どのような国民性や民族性を持つ人々なのか把握することでしょう。しかし、特にイスラエル国籍を持つ人々の大多数を占める、ユダヤ人と呼ばれる人々の民族性や国民性は、世界で…

故安倍総理の中東訪問における「靴デザート」事件から何を読み解くべきか。

 現在の中東紛争を考える上で重要なことは、全ての中心にいるイスラエルのネタニヤフ首相という人物がどのような政治家なのか、という点です。中東紛争は、米国の対応を通じてウクライナ、台湾とも連動し得ます。つまり、ネタニヤフ氏が何を考え、どう判断するかは、今後の…

米国とイスラエルの間に安全保障条約はない。それなのになぜ米国民は年間30億ドル以上も支援し続けるのか。

 中東でまた戦争が起きました。弊社は、日本のスタートアップ支援がきっかけとなり、これまでにイスラエルのスタートアップや様々な現地コミュニティと交流をする機会を得てきました。そうした中…

ウェブ開発フレームワーク「Django」の秀逸さについて

 前回のコラムでは、ChatGPTに教えてもらったら開発初心者が会社のウェブサイト(このページ)を構築できたことを書きました。この開発においては、「Djan…

中国の自動車販売データをよく見てみたら、既に景気後退に入っているようにも見える。

 中国恒大が米国事業の破産申請手続きに入ったことに加え、不動産専業の碧桂園についても連日経営危機が報じられています。中国経済が少なくとも変調を来たしていることは間違いないでしょう。不動産セクターは、中国のGDPの3割を占める巨大産業です。共産主義国家であ…

遂にハイブリッド車は電気自動車に駆逐されるのか

 前回のコラムでは、中国市場とグローバル市場における、急速な電気自動車普及の実態をデータに基づいて検証しました。電気自動車市場が、中国を中心にかなり急激に成…

テスラに肉薄するBYD。中国民族EVメーカー勃興の背景を探る。

 2021年以降、電気自動車の話題がニュースにならない日はありません。電気自動車(EV)は街中でもしばしば見かけるようになりました。電気自動車は、いわゆるキャズム(普及に至る変化点)を超えて、普及期の入り口に入ったのでしょうか。市場成長が報じられる一方で…

欧州電気自動車市場のリアル

 欧州は、中国と並び電気自動車(BEV=バッテリーEV)の導入に非常に積極的な地域です。しかしその動向には常に懐疑的な見方が付きまといます。例えば、特に日本においては、欧州の電動化の背景は本質的には環境問題ではなく、OEM(ベンツ、BMW、フォルクスワー…

ChatGPTと考える、世紀の世界戦「井上選手VSフルトン選手」のゆくえ

 世紀のボクシングマッチがいよいよ近づいてきました。日本ボクシング史上最高傑作と言われる井上直哉選手。彼が階級を上げて挑むスーパーバンタム級世界タイトルマッチが23年7月25日に開催されます。対する相手はスーパーバンタム級2団体王者、スティーブン・フルトン選手。両者ともに無敗。そして井上選手は実に数年ぶりに、青…

中国電気自動車市場のリアル

 近年、中国の電気自動車(EV)市場が急速に拡大しているとの報道が多く見られます。しかし、これらの報道が真実を正確に反映しているのか、それとも電動化の流れを過度に評価した結果を示しているのか、データを検証することで確認することが重要です。そこで今回は、過…

ChatGPTに教えてもらったら開発初心者がウェブサイトをフルスタック開発できてしまった話

日本は経済大国としての地位を誇りながら、その生産性についてはいまだ他の先進国と比べると見劣りします。しかし、最近のテクノロジー進化の中で、人工知能 (AI) と特に大規模言語モデル (LLM: Large Language Models) の出現は、日本…

キリスト人とユダヤ人 第1回 プロローグ1「法による支配」という言葉に対する違和感

「キリスト人とユダヤ人」。この奇妙なタイトルのコラムを書く動機は、私自身の中にある、3つの強い違和感からきている。ひとつは、某国の総理大臣が嬉々として連呼する、「法による支配」という言葉への違和感。もう一つは私がイスラエルで感じた「宗教と科学の不思議な共…

空前のSPACブームを読む。~新しいIPOの形はスタンダードになるのか~

米国でSPACによるスタートアップ買収が相次いでいます。SPACを通じた株式公開は、米国を中心にここ数年で一気に拡大しています。SPACは新たなファイナンスイノベーションなのか、それとも究極の金余りが生んだ新たなリスクなのか、まだ定まった評価があるとは言…

商業銀行が発行するデジタル通貨の可能性

前回のコラムでは、ビットコインをはじめとする変動相場型の仮想通貨が基軸通貨になる可能性はないという見解を書きました。仮想通貨に関する2回目のコラムは、現在国…

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イグナイトは、3つのサービスを提供しています。

SELL SIDE M&A Advisory

イグナイトは、セルサイド(事業を売却される方)専門のM&Aアドバイザーです。サービスの特徴・ご支援内容・報酬体系はこちらをご覧ください。

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M&A/資金調達における各種バリュエーションサービスを提供します。類似会社の選定においては、国内企業のみならず、世界中の公開会社を対象としたベンチマークが可能です。

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顧問/アドバイザー/社外役員

M&AからIPO、そして上場後のファイナンス戦略まで、てスタートアップ企業やグロース上場企業皆様の成長をご支援します。

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中東の地政学から世界の明日を読む

2023年10月7日に始まった中東紛争は、今後の世界情勢に非常に大きな不確実性をもたらしつつあります。弊社は、これまでにイスラエルのスタートアップとの交流を通じて中東について学んできました。このコラムは、そうした知見を通じ、多面的な視点から中東の地政学と世界情勢について情報を発信します。

インフレが変える世界

デフレもインフレも、世界経済と社会構造に重要な影響をもたらします。しかし、バブル崩壊以降長いデフレに沈んだ日本は、オイルショック以降実に60年に渡り、インフレを経験してきませんでした。進行しつつあるインフレにどう対処していくか。このシリーズでは「インフレ」をキーワードに処方箋を探ります。

「もしとら後」の世界を読む

2024年最大のイベントは言うまでもなく年末に行われる米国大統領選挙です。「もしとら」が実現したとき、世界はさらに大きく変わるといわれます。このコラムシリーズでは、ドナルドトランプ氏が大統領にもし再選したら、日本と世界の経済にどのような影響が起こりうるのか。トランプ陣営の公約や動向分析し、洞察を試みます。

NEWS

当社に関する記事やニュースはこちらこらどうぞ。

スタートアップファイナンス

スタートアップのファイナンス領域(資金調達/IPO)は、通常のコーポレートファイナンスとはまた異なる特徴を持ちます。このコラムでは、これまで複数社のIPOに関与させていただいた経験から、スタートアップファイナンス独自のテーマを取り上げます。

フィンテックの現在地と未来

フィンテックという言葉が生まれてすでに数年が経過しました。その間、暗号資産をはじめとする様々なテクノロジーが生まれ、関連するスタートアップも増加しています。こちらでは、フィンテックの現在地と将来について洞察します。

自動車産業の変革を読む

電気自動車の登場により、自動車産業は100年に1度といわれる大変革期を迎えています。自動車産業は、その産業規模、関連産業のすそ野の広さ、関連雇用者の数の多さなどから、産業の王様と言われています。この巨大産業の動向をデータをもとに読み解きます。

ChatGPTが変える未来

ChatGPTの登場により、2023年はAI本格化元年として記録されるでしょう。弊社も、業務へのAI導入を積極化しています。このコラムではAIの驚くべき可能性と脅威について考察します。※当サイトは、ChatGPTが生成したPythonコードにより実装されています。

キリスト人とユダヤ人

ユダヤ教を信じる人を「ユダヤ人」と呼ぶのに、キリスト教を信じる人のことを「キリスト人」と呼ばないのはなぜでしょうか。このコラムは、世界人口の5割超を占める「アブラハムの宗教」(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の中で、特にユダヤ教とキリスト教の歴史を紐解きます。

海外スタートアップ投資情報

弊社は、日本企業との業務資本提携や、日本の金融投資家からの投資を希望する海外のハイテク系スタートアップを支援しております。主に、次世代自動車テクノロジー、IT、サイバーセキュリティなどの領域における、海外スタートアップ情報を掲載しております。お気軽にお問合せください。

エスプリの効いたM&A用語集

コーポレートファイナンスの領域では、さまざまなテクニカルタームが「発明」されてきました。そのほとんどは、欧米の投資銀行家や渉外業務を専門とするリーガルファームなどが考案してきたと思われます。その中から、エスプリの効いたちょっと面白いものをご紹介します。

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会社概要

社名 IGNNiTE CAPITAL PARTNERS株式会社
設立 2013年3月
所在地 東京都中央区勝どき6-3-2
資本金 990万円

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代表取締役経歴

GMDコーポレートファイナンス(現KPMGFAS)にてM&Aアドバイザリー業務に従事。バイサイド、セルサイド双方の案件エグセキューションを経験。 その後、JAFCO 事業投資本部にてバイアウト(企業買収)投資業務に従事。 また、IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本IBM)にて、通信/ITサービス企業の事業ポートフォリオ戦略立案等、情報通信/ITサービス領域におけるコーポレートファイナンス領域のプロジェクトをリード。
2013年 IGNiTE CAPITAL PARNERS株式会社設立。代表取締役就任。
日本証券アナリスト協会検定会員
日本ファイナンス学会会員

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